位相の魔眼
概要
位相の魔眼とは通常は観測不可能な平行世界(量子的重ね合わせの状態)を視覚的に認識・干渉できる特殊能力である。
詳細
まず前提として、位相の魔眼のある宇宙では宇宙は単一ではなく、量子的な位相によって無数に重なり合っている。
そして主観的には通常、想像は出来ても実際には自分の存在する確定した一つの位相しか観測できない。
しかし、位相の魔眼保持者の脳・目は異常進化/損壊しており、知覚野が高次元の量子情報を直接処理できるため、“重ね合わせ”として存在する複数の世界線を視覚的に観測してしまう。
※ざっくり言うと
位相の魔眼を通して世界を見るというのは、コイントスの最中に手の中のコインを覗くようなもの。
例えば相手があなたの目の前でコイントスをする。
(もしあなたが一般的な動体視力の持ち主なら)手に包まれたコインが表か裏かは開くまで分からない。
この状態を位相の魔眼で見ると手の中には確かにコインがあるが、その表と裏、あるいは直立してしまっている可能性すら同時に視える。
…もしも、相手も気づかない内にコインを落としていたり、トリックでそもそもコインが手の中に無い可能性が見える事もあるが、基本的に位相の魔眼はあり得る確率が一定以上ある位相しかハッキリと見えない。
可能性の確率が低すぎるとノイズがかって見えるので咄嗟に把握できない。
能力
『位相』(平行世界)と呼ばれる可能性/確率を視覚化して観測・干渉する。
可能性の観測なのである程度の近未来を予知出来るが観測は任意では止められず常に観測状態で、位相は強い乱視のようなブレたヴィジョン・ぼやけとなって見える。
他にも分岐する確率の高い位相ほど濃い・ハッキリ・すぐに見える、逆に分岐する確率が低い位相ほどぼやける・ノイズ・ゆっくり見える。
そのため位相の魔眼保有者はズレた視界に合わせるために乱視・視力異常、突然暴力的・衝撃的な位相を覗いてしまう事も多いので人格の変化・精神疾患を抱える事も多い。
基本的に『位相』の対象になるのは生きている者・生きている者が干渉している物品(可能性がある存在)で、机に置いてあるだけなどの無機物(能動的な可能性がない)存在はブレない。
死人や死人の魂、死人の魂を憑依させた物品はブレない(=可能性がない)ものの、終わるまでの生涯・死の間際がリピート再生されているように見える。
例外としては一点の位相を集中して見ている場合と、同じ位相の魔眼保有者は観測者同士なのでブレない。
応用
基本的に能力の応用に使用するのは干渉がメイン。
例えば、別の世界から物品を持って来る、自分に好ましい位相を選ぶ。
相手の位相をずらして防御を無視して攻撃、自分の位相をずらして回避/防御など。
別世界から持ってこれる物品は軽いものの方が持ってきやすい。
例としては魂などのエネルギー>物理的な物体>生物>自分自身。
弱点
全てが見えても、それに対応できるかは本人次第。
視え始めた直後は「どの位相を視ればいいのか・どれが現実なのか」分からなくなって混乱する。
位相の魔眼に慣れてくると無意識の内に自分に有意・無害な位相だけを見る『位相の取捨選択』を行うようになってくるので咄嗟に確率の低い位相を認識できない。
後は魔眼なだけあって視えていないとどうにもならない。
起源
位相の魔眼所有者は歴史の中で極まれに発生することがあるのだが、どこから発生したかなどの起源は明確になっていない。
一番古い記録であるニムロッド(キャラクター)の時は、彼自身が生まれつきこの能力を持っていたとされる。
彼は位相の魔眼を使った理論で人類を救おうとしたが、能力そのものの発生源は最後まで解明されず、神話と科学のあいだにある“観測できない現象”として扱われている。
関連キャラクター
ネロリージュ
位相の魔眼保有者。
所持は生まれつき。
ニムロッドに出会うまでは観測以外の使用方法を知らなかったので現在勉強中。
持ち前の手先の器用さと位相の魔眼そして趣味を用いて、別世界の死んだ冒険者の魂を人形兵に憑依させて身の回りの世話や探索を手伝わせている。
まだ実力不足なので要領の軽い死者の魂しか持ってこれない。
ニムロッド
位相の魔眼保有者。
どこで手に入れたかは不明。
環境汚染から人類を救おうとした研究者の一人であり、既に生まれ持っていた平行世界を観測できる『位相の魔眼』の理論を用いて『この地球を捨てて平行世界に逃げよう』『研究仲間が死ぬ世界線が色濃く見えた、このままだと死んでしまう』と説得しようとしたが研究仲間たちはニムロッドの理論を棄却。
死を罰として受け入れた。
小ネタ
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裏設定
・初期版から思いっきり設定が大幅変化した項目。
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更新
2025/10/13 New ver. 設定の大幅変更・調整により新たにページを書き直し。