『インターミッション』

2026/04/20

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「…その様子だと既に他の奴らから詳細は聞いてるみたいだな」

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「残念ながらヨルムンガンドは復活し、ペルセフォネは再封印のためにヨルムンガンドの元へ向かった」

「ま、誘拐犯さんたちはもう襲ってくることは無いだろうが…」

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「マギニア側がまだやるって話なら俺たちも協力を続行するが、どうする?」

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「あらら☆それは残念…まぁオレちゃんたち冒険者は司令部の指示に従うよ☆」

(…それに本当に帰るつもりなら『枝』や『槍』が使いやすくなる)

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「……」

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(…こんな金があったって、命があったって、ニァはもう戻ってこない。戻らないんだぞ…!!)

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(それになんだよあの態度。私よりも力も地位もあるくせにあんな、どいつもこいつも諦めきったような顔しやがって…!!)

「新入りちゃん大丈夫?キツかったら休憩してもいいのに☆」

「休憩は必要ない…私はあいつみたいな負け犬じゃない」


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「…で!どうやってあの扉の先へ行く?

「その件に関しては我に任せておけ。扉の封印はヨルムンガンドの封印とあらかた同じ仕組みだろう」

「さっすがバーバ☆こういうのは得意分野だもんね☆」

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「ただしあの強度だと一晩は掛かるだろうな」

「んじゃその間に準備しとくか」


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「店主、薬と武具の手入れを頼みた…わっ」

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第十二迷宮ボス戦の後はしばらく街でイベント。
絶望的な状況に挑む冒険者たちをこれまで出会った人々が『かつてあった困難を乗り越えた冒険者たちがいた』と鼓舞してくれる中々アツい展開。
…でも今の新入りはニァを殺されてクッソやさぐれてるし全然心に響かないんだけどね!!
折角みんなが応援してくれるのに適当に流すよミズガルズ実働隊!冷めすぎ!

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「おっアーモロードの事案か。パイセンたちが解決したって話だが報告書がかなり難解な事になってたな~」

「報告書が複数存在するって話だよね☆本当にそうなの?」


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(…薬の素材がいくつか足りないと言われた、集めてくるか──)

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「…こいつら追っ払っていいか?

「まあまあ☆どの事案も報告書で予習済みってみんなは知らないんだから、ね~」

「それに乗り気の奴らがここまで多けりゃ『枝』や『槍』を使わずに済むかもしれねーだろ?」


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「……」

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(…じゃあ、なんであの時助けてくれなかったんだよ…誰一人、だれも、私を──

「ほ~ら落ち着いて新入りちゃ~ん☆深呼吸だよ~」

「…触るな。お前らだって同罪なんだからな」

「でも”仕事”仲間だから攻撃しないんだろ?…お前も成長したな」

「…」

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今の新入りだと『(ブロートをぶっ殺すという)ケツイを込めて見つめ返す』だけどな!!

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えっ!?エンリーカちゃんも↑って予想してたの!!??
やっぱりハイラガん時みたく裏切り者は『粛正』するんですかいアーテリンデの姉御(ちがう)

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「これでマギニア側がダメでも一応何とかなる手立ては出来たな」

「…利用できるものは利用するまでだ」


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「夜中なのにみんな元気だね~☆」

「…今回色々上手く行かなかったのは夜型の人間が多かったからか?…いや違うか」

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「…ああ、そうだよ航海王女。私もお前と同じ気持ちだ

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おやめくださいお客様!新入りの前で新世界樹の迷宮2の話をするのはやめてください!
新入り、ファフニールの事死ぬほどコンプレックスに思ってそう

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「目的地は一致したな。、お前ら海の一族にはどんな具体案がある?」

「…なんだか新入りちゃん詰め方がバーバみたいになってきたね~☆」

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「…だろうと思ったよ。なぁサヴァカーン、『枝』とか『槍』は使えないのか」

「その選択肢を使うにしてもかなり書類や決議がいるからな…それに都市一つ簡単に抉って消し飛ばせるから姫様ごとぶっ飛ばすべきって時以外は置いておくぞ」

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「…そういや色々あって忘れかけてたな、モリビト」

「元々そういうお話を集めるのがオレちゃんたちの仕事だもんね☆」

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「既に遺跡にはウチのバーバを向かわせているから、もし会ったら協力してくれる筈だぜ」

「…じゃあ行くか」


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「この件がひと段落したらこの集落の事も調べないとな…」

「あ!マキリさ~ん☆オレちゃんたち、ちょ~っと教えてほしいことがあるんだ~☆」

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「…前からヨルムンガンドとかレムリアの民とか言ってるが、具体的にこの島でどういう事件があったんだ」

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「よし、証言の記録は新入り担当な」

はぁ!?なんでだよ、私こういうの向いて──お、おい!そんなに早口で喋るな!?」


…かつて、この島は『レムリア』と呼ばれ、ヒトが様々な研究を行う島として存在した。

ある時、世界が天変地異に襲われヒトの多くが倒れた。
天変地異による環境変化によりヒトが絶滅の危機に瀕した時、レムリアの研究者たちがある事実を発見した。

世界の各地……エトリアやハイ・ラガードといった地域周辺は環境の汚染度が低くヒトが生き延びる事ができるという事実に。

レムリアの研究者たちは各地に赴き、『世界樹』の存在を知りその力を利用しようとした。
世界樹の遺伝子をレムリアに集め、各地の世界樹を合成した世界樹を生み出しレムリアの民を救った。

レムリアは汚染を免れ、豊かな大地により人々が繁栄し暮らせる島となった…そしてそれが皮肉にも悲劇を生んだ。

──周囲の汚染地域に住む人々が大挙してレムリアに訪れたのだ。

海の一族』と呼ばれる民が一人でも多くの人を救おうと船に乗せ、島に押し寄せてきた。
レムリアは世界樹により汚染が消え大地の恵みが豊かな地と化していた。

しかしそれでも何千、何万という難民を受け入れるのは不可能に思えた。
時のレムリア王はこれ以上の難民は受け入れることができないと海の一族に告げ、海の一族はそれを宣戦布告と受け止めた。

こうして武力衝突が訪れようとした時レムリアは自らを守る兵器を生んだ…。
レムリアの民を守り、民以外を討つ最強の生物兵器『ヨルムンガンド』だ。

王は自国の防衛のつもりだったのだろう──だがその力は想像を超えていた
ヨルムンガンドは海の一族や難民を襲い多くを海の藻屑と変えた…。

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「ほら追加だぞ新入り、頑張れ」

「この…っ!!」

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「…書いてあるんだったらこんな事しなくてもよかっただろ」

「こういうのは生の声を聞いた!ってのが重要になるからな…よく書けてると思うぜ」

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「……」

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「ヨルムンガンドが寝起きでおねむな状態の時に『枝』を使ったら…」

「確実に倒せるだろうな、俺たちごと

「…何ふざけてるんだ」

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「うし!方針は決まったみたいだな!」

「バーバからコトダマも届いたし一旦マギニアで落ち合うぞ」

「…もうすぐか」


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フハハハハハ!夜が明ける前に封印を解除してやったわ!…ふぁぁ」

「サバちゃ~ん、急いだ方がいいのは分かるけど流石に休憩してからにしたほうがよくな~い?」

「!別に私は今のままでも……」

「休むにせよどちらにせよ、とりあえず報告行こうぜ」

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「オレちゃんたちご指名な感じ~!?照れちゃうね☆」



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(…ここに来る前はまさかこんな事になるなんて想像もしなかった)

(何かが変わると思ってた。もっと良い方向へ、私だって私にしかできない大きな事を成し遂げられる選ばれた人間だって、自分のこの埋まらない他人との溝が埋められるかもって思っていた…でもそんなことは起きなかった)

(今、この島の人間はみんなか弱い自分の代わりに願いを叶えてくれる英雄(ヒーロー)が助けてくれるのを待っている。 その英雄(ヒーロー)も誰でもいい。ペルセフォネだろうがエンリーカだろうが、ニァだろうがブロートだろうが──ミズガルズ実働隊だろうが)

(つまり私は──たまたま居合わせた、それだけだ)

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「あれからずっと艦橋にいたみたいだが…お前は諦めたのか、ミュラー」

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(そういえばミュラーさんとお姫様って何歳差なんだろうね☆)

(調べた感じ姫の専属護衛になった時点で件の魔獣と戦って数年経過してたらしいからな二回りは確実に上…って何考えさせてるんだよ)

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「……それがお前の出した答えか」

(私は違う。私は必ずニァの仇を討つ…そのためならなんだってやるさ

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「ああ、勿論……ヨルムンガンドを討つための準備だがな

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「ブロートはヨルムンガンドが復活したといったが、俺たちの掴んだ情報と分析によれば厳密にはまだ完全ではない。 そもそも古代兵器ってのは起動時にかなりの時間が掛かるものが多い。 千年眠っていたとするなら本格的に動き出すまでまだ余剰はたっぷりとある…と考えても良いだろうな」

「単なるエネルギー不足か、それとも”何者か”が起動を足止めしているのやら…」

「…!」

「そこで!今のオレちゃんたちが急いでヨルムンガンドが封印されている場所へ向かって、寝起きを叩けば…可能性があるかもってコト☆」

「下手に『枝』や『槍』をぶっ放すよりも安全に犠牲を出さずに何とか出来るかもしれない…マギニア側の判断はあんたに任せる」

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それはマジなのですかペルセフォネ姫…?
ミズガルズ実働隊について楽しそうに話すって…何かお仕事の依頼があるのでしょうか…

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いやいやいやいやミズガルズ実働隊そんなに綺麗な目してないよ!?濁りきっているし手は血に染まって色が落ちなくなっているよ!
頼みの綱の新入りもさっき濁ったし

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大団円か…フハハハハハ!いいだろう、我らミズガルズ実働隊が『誰もが喜ぶハッピーエンド』を迎えさせてやろうではないか」

「ヨルムンガンドもお姫様のこともミズガルズ実働隊にお任せだよ☆」


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「よし!これでマギニア側の支援も受けられるぞお前ら!」

「これで帰りの足や樹海の中でビバークする必要はなくなったわけだ」

「元より図書館からヨルムンガンド退治は依頼されておったようなものだが…随分と遠い回り道になったな」

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「元々人間は楽園を追放された時から愚かだったんだから気にする必要なんてないのにね☆」

「そして人は愚かであると同時に、その愚かさの中に一筋の光を持つ…それが今回の黒幕には我慢ならなかったのだろうな」

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「ああ。任せておけ…必ず仕留めてみせる


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…と、長いイベントを経て最終ミッション『ヨルムンガンドを討伐せよ!』が発動するよ!
(元からかなり好きなイベントではあるんだけどミズガルズ実働隊(新入りちゃん目線)で斜に構えて遊んだらこんなにも長く感じるなんて…!こういうのもロールプレイの醍醐味だよね)
ミュラーさんに街のみんな、それにこれまで出会った人々がペルセフォネ姫のために一丸となってミズガルズ実働隊に協力してくれるけど一旦休養してくるんでじゃあな!!
ミズガルズ実働隊ってボス戦と雑魚戦でサブクラス使い分けるタイプのPTなんでな!

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