16.大海原の賢者
2023/10/22
前回のあらすじ
海王ケトスと名乗る存在から深都へのカギ『海珠』を貰ったアモロ観光局、深都は目前!?

トコ「アモロ様まだでしょうか…?」

ヨグ「『ちょっと準備してくる!』といってもう一時間くらい経ちますもんねぇ。あ、戻ってきました…よ!?」

アモロ「待たせたなお前ら!!」

ヨグ「エッ!誰ですか!!?アモロさんなんですか!!?」

トコ「まあ可愛らしいお洋服♪アモロ様は何でもお似合いになりますね!」

ヨグ「そこですか!?でもやっぱりアモロさんなんですね!?何故にその様なフリフリドレスを…?」

アモロ「カワイイだろ?キュートだろ?だって今日は深都を見つけてザイフリート様に謁見するんだからな!
今流行りの礼服にしたんだぜ!プリティだろ!今日の為に美容院行ったしダイエットだってしたもん!
きっとザイフリート様もカワイコちゃんを見れば喜んでくださるぜ!行くぞー!!」

八十「ほほう、本当にその格好で探索するのですね。
深都が存在するかは置いておいて、その前に海王ケトスと名乗る何者かと交戦するかもしれませんよ」

アモロ「大丈夫!オレの高貴で淑やかなロイヤルムーヴで美しいまま突破してやるぜ!オーッホッホッホ!」

テオドラ「あんたが良いなら別にいいけど…」

ヨグ「気配がしたのはこの扉…そして夜になってしまいましたねえ」

トコ「ですがここを越えれば深都もきっと…!」

アモロ「待っててザイフリート様!今行きま~~す!」

テオドラ「あんたが…海王ケトスか」

八十「何と巨大な白鯨、さながら山のような大きさですね。崩し甲斐のありそうな方です」

アモロ「オレの旅が終わるのはザイフリート様に出会った時だぜ!やるぞみんな!」

トコ「海都の為、そこを通して頂きます!」

ヨグ「我が神の贄となるがいい!」
BOSS - 海王ケトス
巨大な白鯨の第二階層ボス。各種状態異常でこちらの行動・回避を封じ
大技のオーシャンレイヴ(全体に壊攻撃、低命中・高威力)で壊滅させる戦法を得意とする。
ステータス・スキル
HP4,699 / ATK33 / DEF32
◎ - 炎 / △ - ス・死、石・呪・腐・毒・混・麻・盲
| 使用スキル | ||
|---|---|---|
| ATTACK | 敵単体に壊属性攻撃 | 依存部位:- |
| - | ||
| オーシャンレイブ | 敵全体に壊属性攻撃、低命中高威力 | 依存部位:頭 |
| 低命中だけどたまに素の状態でも命中する。状態異常封じを即解除・予防しておけば大丈夫。 | ||
| 凍える引き潮 | 敵一列に氷属性攻撃+脚封じ付与、HP75%以下から使用開始 | 依存部位:脚 |
| 範囲も広く結構ダメージが高い上、脚封じまで付与してくる危険技。
低TECがちな前衛に来る事が多いのでやめて欲しい。 |
||
| グランドベリー | 敵単体に壊属性攻撃+麻痺付与 | 依存部位:頭 |
| 麻痺がめんどくさい技。貫通の特性上後列が麻痺するとめんどくさい。
うちの環境だとたまに貫通したりしなかったりする、謎。 |
||
| 大いなる調べ | 敵全体に睡眠付与、HP50%以下から使用開始 | 依存部位:頭 |
| 成功率はそれなりっぽいけどこの技で眠ると次ターン高確率でオーシャンレイヴしてくる。
終盤になると大いなる調べ→オーシャンレイヴ…のパターンが多くなる。 |
||
| 潮吹き | 自身の回避UP、4ターン | 依存部位:頭 |
|
1ターン目、5nターンに使用する。瀕死になると使用しなくなる。
自身の回避力を上げる分かりやすくめんどくさい効果の技。 |
||
参照:世界樹の迷宮3wiki
上記の通りIIのスキュレーみたいな状態異常で攻撃を当てるボスなので予防の号令の維持が命綱になる。
圧縮業火の火力UPや頭依存の潮吹きを封じるためにハンギング。突撃陣形も。
今回は主力のフリーズンブローが相性イマイチ。クラッシュブローで混乱してくれないかなー
ヨグはいつもの圧縮業火。相手はボスだけど炎弱点なので景気良いダメージが出るはず。
トコは相手の行動速度やこのターンに使用される潮吹き(自身の回避UP、4-5ターン?)を打ち消すために、
ラウダナムを投げる。
という予定だったがトコのアイテム投げがケトスより速かったのでアモロのリセットウェポンで解除してもらう事に。
アモロが忙しくなる…
多分これはクラッシュブローのダメージ。流石にボス相手だと有効属性を突かないと大きなダメージは見込めないか。
頭封じは成功しなかったが突撃陣形+圧縮業火発動!まあまあ威力にばらつきがあるがそれでも驚異的。
おお、圧縮業火で大体1/4~1/3削れるのか!凄いので早くリミット貯まらないかなー
リセットウェポンのダメージはこのくらい。無属性っぽいけどダメージ低めかつ低頻度なので打消しの方が目当て。
凍える引き潮(一列に氷攻撃、脚封じ付与)のダメージはこんな感じ。アモロや八十は三発、テオドラは二発で倒れるくらいか。
この技の苦手なところは被ダメでロイヤルベールが発動しなくなるところ。アモロが基本前衛かつ高HPなので、
脚封じ解除が優先なのでロイヤルベールが維持できず蓄積ダメージで戦闘不能になるのが懸念される。
具体的にはこんな感じ。アモロは予防の号令を張り続ける必要があるし、トコは一人しかいない。
残りの三人も攻撃の手を緩めると長期戦になるor脚封じで回復が間に合わなくて…とかの理由で
今回は結構テオドラが死ぬ。ハンギングが決まらない…
グランドベリー(貫通する壊攻撃、麻痺付与)のダメージはこのくらい。
頻繁に倒れるのはテオドラだけど、狙われやすいのはアモロだった。ロイヤルベール剥がしやめてください!!
トコはアモロにメディカIIを投げたり状態異常を回復したりと忙しいので攻撃するヒマは基本ない。
因みにアモロの方が足が速かったのでネクタルは彼に投げさせる方が良さげ。
圧縮炎の星術はこのくらいのダメージ。術自体のレベルは低いが弱点属性なので業火一発分程度の威力になる。
オーシャンレイヴのターンに八十がアームブレイカーを成功させるもギリギリ持って行かれるテオドラ。
でも相手が腕封じ状態でこちらのHPが保たれているならオーシャンレイヴ耐えられるっぽい。
くっ…!凍える引き潮さえなければ…!
そして丁度ヨグのリミットゲージが溜まったので折角だし…と解剖用水溶液チャレンジを行う事に。
スクショの通り前ターンは大いなる調べ(全体に睡眠付与)だったのでこのターンは
ほぼ確実にオーシャンレイヴが来るので安全に水溶液を投げつけられるってワケ。
眠っているテオドラはテリアカβで起こして…(アモロは予防の号令を張り直す仕事に就いている。
パーティー内で一番行動に自由が無い奴かもしれない)
起こして貰ってでオーシャンレイヴを全員回避!
相手の体力からするに多分最大回数発動しないと倒しきれないと思うので多分水溶液は無駄になったと…
うえぇぇぇ!!?(圧縮業火が四ヒットした)
第二階層のボス、海王ケトス撃破!まさか解剖用水溶液チャレンジが上手く行くとは…。
今回は凍える引き潮の頻度がものすごく多かった気がする。アモロにドン引きしてる可能性がある。
テオドラがしつこくバステや戦闘不能にさせられたのは面倒だったけど最終的にはそれに救われたか。

ヨグ「珍しいものが取れましたねぇ、ツイてますよ」

テオドラ(どうしようかコレ…目録によるとパイレーツの最強防具になるみたいだし…)

アモロ「倒したぞー!!オーッホッホッホどんなんもんだい!」

八十「その笑い方、気に入られたんですね」

トコ「中々の強敵でしたね…」

トコ「真実…?」

ヨグ「我が神が降臨されるという事ですか?」

アモロ「オレとザイフリート様が結ばれるって事か?」

八十「アーモロード王家が滅亡する事?」

テオドラ「真実というか信念というか…」

トコ「救い…誰かが困っているのですか!?どういう事なんでしょうか…?」

ヨグ「未来を選ぶ、一体どういう意味なんでしょうか」

アモロ「海の底でザイフリート様が引き上げられるのを待ってるって事だな!おう分かったぜ!」

テオドラ「・・・」

トコ「…最期まで深王という方を案じていましたね。深王とは一体何者なんでしょう…?」

八十「会えば分かりますよ、きっと」

テオドラ「…進もう、深都とそいつの存在を確かめないと」
最終的な消耗はこんな感じ
リミットスキルは多分業火…アモロ、ヨグ、突撃陣形…テオドラ、八十、武息か決死の覚悟…トコ
アイテムはテリアカαとメディカIIの消耗が一番激しかった。凍える引き潮ばっかりだったから…

トコ「あ、あれは・・・!」

ヨグ「階段ですね、ここを降りれば全てが分かるんでしょうか」

アモロ「迷うこたぁねえー!お色直しも済んだし降りるぜ!」

テオドラ「ちょっと走らないで、足元暗いし段差があるし」

八十「・・・暗くなってきましたね、でも空気が途切れる気配は無いです」

トコ「前の方から風が・・・」

テオドラ「音も聞こえてきた…これは人の声?」

ヨグ「んん?これは石畳ですよねぇ、アーモロードによくある…」

アモロ「あ!光だ!」

トコ「か、海底に街が!?」

アモロ「ホントにあったーー!!」

テオドラ「大発見ね…!」

八十「人の気配もします。ちゃんと生きている街ですね」

トコ「まさか、この建築様式に建物…百年前のアーモロードの街にそっくりです!」

アモロ「やっぱりこの街は百年前に沈んだアーモロードだったんだ!
じゃあどっかにザイフリート様もいるはずだぜ!探してくるー!!」

ヨグ「…ちょっと待ってください、あの姿は」

アモロ「久しぶりだなーオランピア!見ろよこれが深都だぜ!綺麗なもんだろ~」

テオドラ「あんたのことだし、ただ顔を出したって訳じゃなさそうね」

トコ「えっ!?その身体は…」

八十「なるほど。妙に殺気が無いと思ったらそういう事だったのですね」

トコ「人間ではない…!?」

テオドラ「機械兵か、古代文明が作り出した自立し考える鋼の人形…」

ヨグ「なんだか星術器みたいでカッコいいですねぇ。それで、お願いとは?」

八十「私としては深都の有無に興味は無いのですが」

ヨグ「ここに居るのは私達だけですし黙っていてもいいのでは?」

テオドラ「そういうので誤魔化せるのか…そこの二人はどう思う?」

アモロ「もっちろ~ん!いいぜー!」

トコ「ええっ!?でも私たちには元老院の命令がありますよ!」

アモロ「だって話して欲しくないって言われたもん。
それにオレは麗しき百年前のアーモロードが見れただけでハッピーだぜ!」

トコ「そんな…でもオランピア様のお身体を考えるとそうかもしれませんね…」

ヨグ「アリアドネの糸で帰れるんじゃないですか?」

テオドラ「うーん、樹海特有の空気感が無いしもしかするとこの街は樹海の外にあるんじゃない?」
オランピア「…お前の言う通りこの街は樹海内ではない。アリアドネの糸は効力を失う」

テオドラ(…これ以上の詳細は聞けなさそうね)

アモロ「オッケーオッケー、また遊びに来るね」

トコ「この後の方針についてはじっくり話し合わせていただきますからね!」
オランピア「……」

ヨグ「大丈夫ですよオランピアさん。トコさんは義理堅い方なので一度結んだ約束はちゃんと守ってくれます」

テオドラ「多分、これからもギルドに所属するのかとかそういう奴だと思うし」

八十「それではさようなら」

テオドラ「さて、アーモロードに戻ってきたけど…」

ヨグ「これからどうしますかねぇ、約束してしまいましたし」

アモロ「…よし、ばーちゃん!!深都見つけたよーー!!見つかったよーー!深都深都深都ぉ!!
深都は本当にあったんだぜー!!ヒャッホイ!ホホイ!ホーイ!!」

トコ「アモロ様!?どこに行かれるのですか!?…あの方角は元老院!」

テオドラ「何考えてんのあいつ!!?」

ヨグ「早く止めないと…ってもういない!」

アモロ「海珠をセットしたらあら不思議!風の流れが止まったんだよ!それで下に降りてケトスと戦ったんだけど、
そりゃもうでっかい真っ白なクジラで!ザバーン!ドギャアアァン!って倒したんだよ!
こりゃ海都十字章並みの勲章だね、うん!」

アモロ「マジマジマジ!ほんと!この二つの眼でハッキリじっくり見たね!
百年前のアーモロードの絵とおんなじ世界が海底に広がってたぜ!マジばーちゃんも見に来いよ!
生きてこの目で拝めるなんて~オレすっごく嬉しくてぇ~♪ダッシュでここ来たからねっ!」

テオドラ「あー…間に合わなかったか …まあいいけど

八十「リスみたいに走って生きましたもんね」

ヨグ「
ぜぇ…ぜぇ…し、死ぬ……」

トコ「こらっ!アモロ様-!どういう意味なんですか!?」

アモロ「ばーちゃん達って深都のこと知りたがってただろ?だから教えた!喜んでくれたみたいで嬉しいぜ♪」

トコ「んもぅ!倫理という物をご存じないようですね…後でたっぷり教えて差し上げますわ!」

アモロ「えーっ」
フローディア「あんた達もはしゃぐのはやめな、姫様が来るんだからね」

トコ「姫様がいらっしゃるのですか!?お、落ち着いて緊張しないように…!」

テオドラ「着替えた方がいいか…?樹海から帰ってきたばっかりだし」

トコ「簡単な身だしなみならお任せください!さ、こちらへ…!」

アモロ「ちょっとくすぐったいぜ~!」

トコ「お久しぶりですグートルーネ様!お元気でしたか?困ったことはありませんでしたか?私です!トコ・ハーヴェイですわ!
長い長いお休みを頂いてしまい大変なご負担をおかけしてしまったことを深くお詫び申し上げますわ…。ですがご安心くださいませ!
体を鍛え修行を積んだ私はもう二度とあのような未熟な醜態を晒しません!新生トコ・ハーヴェイにどうぞご期待くださいませ!」
グートルーネ「…もしかして、貴方トコなの?まあ、こんなに大きくなって!
冒険者になったとは聞いていたけどまさか貴方が深都を見つけてしまうなんて…今日はとても素晴らしい日ね!」

トコ「ありがとうございます、姫様へ直接この吉報を報告できるとは身に余る光栄ですわ!」

ヨグ「この方…意外とテンション高いですねぇ、淑やかな方だと聞いていたのですが」

テオドラ「身内用の顔ってやつだと思うけど…」
グートルーネ「…さて皆さま、改めて深都発見ありがとうございました」

アモロ「いい人だな!」

トコ「そうですよ!姫様は高貴な身分ですが恵まれない方々の為に支援を行ったり、
時には自ら現地に赴くこともあるのですよ♪」

ヨグ「準備が早いですねぇ。夜中の一時ですよ?」

テオドラ「こんな時間でも働くと言えば何となくあの店な気も…」

アモロ「スゲー!ネイピア商会って24時間営業なのか!?」

トコ「『いつでもお買い求め出来る、年中無休のネイピア商会』というチラシがあるほどですからね」

アモロ「またなー」

トコ「はい!謹んでお受けいたしますわ!皆様行きましょう!」

ヨグ「ふふふ、トコさんは仕事熱心ですねぇ」

アモロ「オレも早く深都に行きたいぜ!ザイフリート様を探さなきゃいけないからなっ!」

テオドラ「あ、ども…あの三人報酬のこと忘れてるし」

八十「私達はゆっくり追いかけましょうか」

アモロ「中身はどれどれ…
『私の事を覚えて──あっ!」

ヨグ「ちょっと!勝手に密書を読んではダメですよ!?」

トコ「どうかなされましたか?」

アモロ「ん?紐が緩んでたから結びなおしといたんだ!チェックよろしく!」

アモロ「すごい所だぞ~!海の中を横から見る機会なんて滅多に無いからな!」

トコ「涼しい場所なので何か羽織る物を持った方が良いかもしれません」
商人の少女「そうなの?まあこの格好でも暑いくらいなんだから大丈夫よ」

アモロ「なあなあ八十、もしもだぞ。ケトスやオランピアが言ってた深王って人の正体が
オレの探してるザイフリート様だったらどうすればいいと思う?これまでの話を聞いてると
深都の王様と百年前の王様が同一人物みたいだなって…どっちも海に沈んでるし」

八十「それには私も同意します。私も百年前のアーモロード王家の人間に会うのが目的なので」

アモロ「そっか、ありがとな!お陰で夜なべして書いたラブレターが日の目を見れそうだぜ!」
深都

アモロ「オランピア、さっきぶり~!」

ヨグ「実は私たち、海都の姫の依頼で親書と進物を携えてやって来たのです」

トコ「どうか一度、深王様に面会させていただけないでしょうか?お願いしますっ!」
オランピア「・・・少し待っていろ」

八十「遂にご対面ですね」

テオドラ「…普段通り行こう」

アモロ
「!!!!アッ、ワァッ・・・!!ハワ・・アワ・・・!!アヒ・・・!!ハヒッ」

テオドラ(アモロのヤツ凄い不自然な動きになってる…)

八十「…ふむ」

ヨグ「(普段はリーダー役のアモロさんが壊れてしまいましたし)テオドラさん、代表でお願いします」

テオドラ「えっ、急に言われても」

トコ「テオドラ様なら出来ますわ!『どうぞお納めください』と言えれば大丈夫ですよ」

テオドラ「ええー…あ、ど、どうぞお納めください…」

アモロ
「ナ・・・!ワ、ハ、ハワ・・・!ミ、ミテ・・・ミミ・・・!!」

ヨグ(静かな天極殿星御座にアモロさんの奇声が響いています…本当におかしくなっちゃったんですかね)

テオドラ「・・・」

八十「・・・」

ヨグ「・・・」

トコ「・・・」

テオドラ「あ、ありがとうございm

アモロ「!!!!アシタ・・・!アシタ・・・!フフフフフ・・・!!」

トコ「!アモロ様!?」

八十「頭から落ちましたね、私が外に運んでおきます」

ヨグ「お願いします。…お騒がせして申し訳ありません」
深王「構わん。それまでは瞬く恒星亭で待機しておけ、あそこなら腕の良い医者が……」

アモロ「う~ん…あれ、ザイフリート様は?」

八十「あ、起きました」
恒星亭の少女「そしてそこの方…貴方は階段から転倒したんです。処置はしたので後は安静にして下さいね」

アモロ「えっ!?オレザイフリート様の前で気絶したの!?恥ずかしすぎる…自害しよ」
恒星亭の少女「!?ダメです!せっかく元気になったんですよ!」

八十「明日にもう一度会えますし、やるならそこでやった方がいいのでは?」
恒星亭の少女「貴方この人の仲間ですよね!?…と、とにかく!」

ヨグ「おはようございます、皆さん」

トコ「おはようございますわ!あら、アモロ様は…」

アモロ「おはよー!昨日は迷惑かけたな、今日からは元気いっぱいのアモロだぜー!」

テオドラ「それならいいけど」

八十「ありがとうございます。まだ地理に慣れていないので助かります」

アモロ「それじゃあ行こうぜ!この時を待ってたからな・・・緊張するけど」

アモロ「はい!よく眠れましたザイフリート様!昨日はお恥ずかしい所をお見せしてしまい誠に申し訳ございませんでしたザイフリート様!その非礼はこの命で償わせてもらいますザイフリート様!
オレの名前はアモロと言います!この名前は麗しきアーモロードから頂いたものでこの身全てをアーモロードと貴方に捧げる為冒険者となって海を越え山を越え樹海を越え遥々深海の古都へと参上しましたザイフリート様!
幼きあの日貴方の肖像画を見た日からオレの心にはいつも貴方の御尊顔と南海の楽園の風景がありました!あの日からオレの灰色だった人生は深い深い青と色彩豊かな色に彩られ産まれ生きる意味という物を理解しました!
貴方の為なら何でもします!貴方とアーモロードの為ならばこの命惜しくありませんザイフリート様!例え今ここで火に飛び込めと命じてもオレは喜び謹んでその命令を完遂するものでしょう!本当にお会いできて光栄ですザイフリート様!!
ああ今すぐ時が止まればいいのに!そうすればこのままオレは一生貴方様に跪いて永遠の忠誠と愛を誓えるのに!あ!もう誓ってました!本当に嬉しすぎて今すぐここから貴方を抱えて飛び出して深都と海都を走り回り世界中の綺麗な物を見せたいのです!!」

テオドラ「…」

ヨグ「…」

トコ「…」

八十「…」
深王「……」

テオドラ(む、無視した…あれだけの文章を、熱量を!)

ヨグ(王様って凄いですねぇ…)

ヨグ「あ、アモロさん、大丈夫ですか…?」

アモロ「うへへ…うへ~…言っちゃった~」(恍惚とした表情でくねくねしている)

トコ「大丈夫そうですね」

アモロ「勿論ですとも!!アーモロードを守るためそして何よりザイフリート様の命とあらば
家事掃除炊事託児神事工事火事法事に荒事仕事政!汚れ仕事に国家転覆暗殺拷問鞭打ち暴行磔刑処刑極刑死刑執行世界征服人類滅亡!一夜の御伴に正室側室愛人隣人友人恩人恋人墓場に天国一周廻ってもうn回!貴方が望むなら世界も宇宙も滅ぼしますっ!!!!」
深王「…………」

八十「お気になさらず、アモロさんは正気ではないので。もし邪魔でしたら手打ちにして下さい」
深王「…敵意は無いのだろう、なら構わん。それよりも今は重要な話の途中だ」

テオドラ「謎への探求心、か。言葉選びが上手いわね」

八十「どんな敵なんでしょうか、私が求めるのは戦い甲斐だけですが」

ヨグ「人類の敵だなんて…心外ですねぇ」

トコ「フカビト…詳しく聞かせて頂けませんか?」

アモロ「アーモロードの深海にそんな奴らがいるなんて…早く全員駆除して平和なバカンスを取り戻さないと!!」

トコ「白兎様がこれを知ったらショック死するかもしれません…」

八十「捕えてある、という事はまだ生きているという事ですよね?」
深王「…聡いな、その通りだ。」

ヨグ「おお…八十さん凄まじい勘ですね」

トコ「まあ!ありがとうございます!」

アモロ「こんなものまで作っちゃうなんてザイフリート様素敵!最高!神!カッコいい!こっち向いてー!」

アモロ「つまり他の職業の技術を効率的に取り込む学習法って事ですね!
オレだと号令を掛けながらザイフリート様を盾でお守りすることが出来るという訳ですよね!!ね!!」

テオドラ「・・・アモロって深王が絡めば宇宙の謎だって解けそうな脳みそしてるわね」
こうしてフカビトとの長い戦いと引き換えにサブクラスが解禁された!
これでトコが石像制作マシーンになったり獣の王になったりできるようになったってコト!
勿論他のみんなも強くなれるので安心してね。(サブクラスシステム、ファーマーが一番恩栄を得ている気がする)

ヨグ「え?お姉さん?」

トコ「もしかして、以前ネイピア様が話して下さった妹というのは…」

アモロ「嬢ちゃんもか!お互いザイフリート様の為に頑張ろうなっ!」
ネイピア妹「ええ!…あのちょっと聞きたいけど、あなたなんで深王様のことをザイフリートって呼ぶの?」

テオドラ「確かにあたしも気になってた。良かったら教えて」

アモロ「百年前のアーモロードの王様の絵を見たって前から言ってたよな?
そこに描いてあった王様、ザイフリート様と深都の深王様の姿がそっくりなんだよ!
鼻の形からあの憂いをはらんだ紫の瞳、さらりとした長髪にアーモロード王家の四葉のある金の王冠とペンダント!
ザイフリート様はきっとあのお方に違いないんだよ!」

ヨグ「ですがザイフリートという方は百年前の方でしょう?」

アモロ「ザイフリート様は永遠に美しいままだから」
ネイピア妹「そ、そうなのね…えっと、こほん!」

トコ「はい、戻ったら宣伝しておきますね!」

アモロ「酒場の奴らに言っとくぜー!」
こうしてネイピア支店も開店しストーリーは新章に突入するのだった…!
果たしてアモロ観光局は断罪の間へ行けるのだろうか!?
ステータスとスキル振り
vs海王ケトスでの細かい動きや指針。
スキル振りは探索時のまま。
アモロ
自身の列へ優先的に予防の号令を張る。
今回は凍える引き潮を連打されたので回復役も兼ねる。
トコよりも足が速いのでネクタル投げ役は彼の方が適性があるかも。
テオドラ
ハンギングで妨害+ダメージ上昇役。
今回は不発だった上凍える引き潮→オーシャンレイブで二回落ちたのであまり活躍していない。
でも大いなる調べで頻繁に眠ったおかげで、相手の大いなる調べ→オーシャンレイブを誘発、水溶液つき圧縮業火で倒せた。
八十
TPが尽きるまでひたすらアームブレイカーorクラッシュブロー。
フリーズンブローは相手が氷耐性持ちなので不採用。
ヨグ
メイン火力担当。
エーテル圧縮して炎の星術or業火。
この動きの維持が重要。
トコ
アイテム担当。ロイヤルベール維持からTP管理、バステ解除まで多忙。
今回は幸いにもほとんど狙われなかったので本人の体力維持は簡単だった。
武器の鍛冶効果は多分炎属性(アモロ、テオドラ)やLUC増強(トコ)だったはず
(追記:後のスクショで分かったけどトコの鍛冶は炎、潮吹き対策の脚封じだった)
今回のギルドカード

アモロ「遂に深都とザイフリート様を発見したオレたちアモロ観光局。
そこでオレはなんとザイフリート様の勅命を受けて断罪の間に向かう事に!
果たしてオレは無事にフカビトを殲滅しザイフリート様と永遠の時を過ごせるのかーっ!?
いや、絶対過ごしてやる!!!!」

白兎「アモロ、なんで女装してるの…?私の知らない間に何かあったの…?」